魔弾使いが語る!【遊戯王OCG】魔弾の弱点とは?

【魔弾】とは、2017年8月で登場した デッキビルドパック スピリット・ウォーリアーズで登場したカテゴリーです。

このカテゴリーがは今までの遊戯王のルールからみるとトリッキーな箇所も多く、実際に対戦してみると、「手札から罠とかチートじゃん!」と思う人もいると思います。

ただ、内容を整理してもらえれば、実はすごくシンプルなデッキです。

今回、この記事では魔弾デッキの弱点について解説していきます。

この記事をみて、明日からのデュエルにぜひ生かしてもらえればと思います。

魔弾デッキの特徴って?

はじめに【魔弾】とはどういうデッキなのか、簡単に説明していきます。

【魔弾】デッキは魔弾モンスターが存在する列と、同じ縦列で魔法・罠カードを発動されると効果が発動し、展開します。

更に、一番の大きな特徴は、相手ターンでも手札から罠カードが発動できることです。

この点が、今までの遊戯王の概念を良い意味で壊してくれた斬新なテーマとなっています。

そんな魔弾デッキに苦戦してしまうプレイヤーもいると思いますので、解説していきますね。

魔弾カードの概要を把握しよう!

<モンスター>
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①共通効果:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
②固有効果:このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。~

<魔法・罠カード>
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「魔弾」モンスターが存在する場合、~(固有効果)

と、魔弾のカードは手札から罠が発動できるメリットがあるものの、意外と効果の制約は高いものになっています。

制約をまとめると以下の通りです。

POINT!

1.モンスター効果は同名ターン1発動
2.魔法・罠の発動も同名ターン1発動
3.魔弾の魔法・罠の発動条件として、フィールド上に魔弾モンスターがいる必要がある
4.縦列で魔法罠を発動した場合の効果は、誘発効果である

1や2は他のデッキでもよく見る制約だと思います。

このデッキの核である制約は3・4です。この3・4の制約が実は魔弾にとって大きな弱点になっていますので、3・4について深掘って解説していきます。

魔弾の魔法・罠カードはモンスターがいることで初めて成り立つ

上記でも述べましたが、魔弾の魔法、罠カードの発動にはフィールド上に魔弾モンスターが存在している必要があります。

「あたり前じゃん」と思いますが、魔弾プレイヤーにとってこの条件は、状況によっては大きなデメリットなのです。

例えば、「魔弾モンスターが引けず、手札には魔弾魔法・罠カードのみ」の場合と仮定します。

この場合、もちろん魔弾魔法・罠カードをセットすること自体は可能ですが、モンスターがいないため発動はできません。

そうです。魔弾モンスターがフィールドにいない状況では、魔弾の魔法・罠カードはすべて腐ってしまいます。

魔弾デッキは、デッキの半分が魔弾の魔法・罠カードが入っているため、魔弾モンスターがいない状況を継続的に作るだけで勝利を呼び込むことができますよ。

魔弾モンスター効果は簡単に止められる

魔弾モンスターの固有効果は効果外テキストではなく、誘発効果です。

つまりは無限泡影エフェクト・ヴェーラーなどで簡単に防げます。

そのため、いちいち対策を取らずとも、どのデッキでも入っているような汎用カードで簡単に止めることができます。

魔弾カードの紹介

では、実際に魔弾デッキはどのようなカードで構成されているのか見ていきましょう。

ここでは【魔弾】デッキの主軸となるカードを紹介していきます。

モンスター

魔弾モンスターは

・光属性
・悪魔族
・レベル3~4

で統一されているテーマですが、実用的な魔弾モンスターはレベル3がほとんどです。

魔弾の射手カスパール

このデッキの核となるモンスターです。

同じ縦列でカードを発動すると、魔弾カード(カスパール以外の魔弾モンスター魔法・罠カード)をサーチできます。

主に魔法・罠カードをサーチしてくることが多いと思います。

魔弾の射手マックス

リンク1のモンスターで、相手が展開すればするほど効果が恐ろしくなる性能です。

このモンスターのおかげで、展開力の低い【魔弾】がある程度できるようになりました。

魔弾の射手スター 

魔弾モンスターをデッキから特殊召喚する魔弾デッキを更に展開させる役割を持っています。

実用的な魔弾モンスターではこのカードのみレベル4です。

魔弾の射手ドクトル

墓地の魔弾カードを手札に回収するモンスターです。

デュエル中盤~後半でのこいつの存在はかなり脅威なものとなります。

魔弾の射手キッド 

手札の魔弾カードを1枚コストにして2ドローと、手札調整を行ってくれるカードです。

また、魔弾のアタッカーでもあります。

魔法

魔弾魔法カードは、2021.10現在では2種類のみですが、今回はよく使用されているカードのみの紹介とします。

魔弾―クロス・ドミネーター 

魔弾デッキ専用の無限泡影です。

また、対象を取る効果といえど、攻守も0にする点は非常に強力です。

魔弾の罠カードは手札から発動できるため、魔弾を攻略するためにはどのような効果なのか、ある程度把握しておくことが必要です。

魔弾-デスペラード 

表側のカードをフリチェ破壊できるカードです。

魔弾デッキでは非常に優秀な1枚です。

魔弾-ダンシング・ニードル 

墓地のカードを3枚まで除外するという破格の性能です。墓地発動のカードにとっては脅威な存在となるでしょう。

魔弾-ブラッディ・クラウン

基本的に【魔弾】の展開力は低いのですが、このカードによって相手ターンでも特殊召喚することを許されてしまいました。

ちなみにこのカードだけは、フィールドに魔弾モンスターがいなくとも発動することができるので注意してください。

魔弾-デッドマンズ・バースト 

魔法罠カードの発動を無効化するカードであり、スペルスピード3なんですよ。

非常に厄介なカードです。

魔弾の弱点について紹介

魔弾カードの特徴をそれぞれ捉えていただいたところで、【魔弾】デッキの弱点について紹介していきます。

後攻が弱い

魔弾デッキを1度は握ったことがあるデュエリストであれば共感して頂けると思いますが、後攻盤面は厳しいんですよね。

後攻から捲る策は基本的には2つしかありあせん。

・「魔弾の射手マックス」をリンク召喚する
・「同胞の絆」を発動し、魔弾モンスターを展開

つまり、先攻展開を捲るには「確実に魔弾モンスターを1体召喚成功しなければならない」のです。

召喚無効されるとしんどい

魔弾デッキは次々とモンスターを展開することができません。そのため、魔弾モンスターの召喚成功は必須条件です。そのため、召喚成功ができない場合は厳しくなってしまいます。

効果を無効化される

手札から魔弾罠カードが打てなくなることも厳しいのですが、もっと厳しくなることがあります。

それはアドバンテージを得られなくなることです。

まず、魔弾デッキは基本的には1:1交換ということを意識しましょう。

そして、魔弾モンスターの効果が通ることで、初めて0:1になるということはかなり意識しなければなりません。

少し分かりにくいかもしれないので、具体例を出してみますね。

「魔弾の射手カスパール」と同じ縦列で「魔弾-デスペラード」を発動。相手の表側カードを1枚破壊→1:1交換

その後、「魔弾の射手カスパール」の効果で魔弾カードをサーチ
→カードが補充されるため0:1となる

魔弾モンスターの効果が止められると1:1交換のままなのですが、これは敗北への第一歩となってしまいます。

なぜなら、リソースの確保が現代の遊戯王のゲームスピードに追い付いていないから。

展開力の低い魔弾デッキは相手に押されるような形となり、負ける確率が上がってしまうでしょう。

そのため、モンスター効果が無効化されている状況ではどのように立ち回るかをデュエルの状況を見ながら考えなければなりません。

対象耐性をもつモンスターとは相性最悪

魔弾魔法罠カードは、強力なカードが多いのですが、対象を取る効果のカードしかありません。

そのため、対象耐性を持っている「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」やカードの効果を受けない「RR-アルティメット・ファルコン」は天敵となりますので、この点もデッキを組むときには意識しましょう。

魔弾デッキと回し方について

今回はいろいろなレシピをみて、魔弾デッキの構成をまとめてみました。

「あくまでも魔弾を展開するに必要なカード」を中心に書いております。

デッキレシピ

【モンスター】
・魔弾の射手カスパール 3
・魔弾の射手スター 3
・魔弾の射手 ドクトル 3
・魔弾の射手 キッド 3
・灰流うらら 3
・増殖するg 2~3

【魔法】
・魔弾―クロス・ドミネーター 3
・同胞の絆 3
・金満で謙虚な壺 3
・強欲で貪欲な壺(or/and)成金ゴブリン 2~3

【罠】
・魔弾-デスペラード 3
・魔弾-ダンシング・ニードル 1~2 
・魔弾-ブラッディ・クラウン 0~1 
・魔弾-デッドマンズ・バースト 2~3

【エクストラ】
魔弾の射手 マックス3
etc.

魔弾デッキの基本的な展開

①魔弾モンスターをフィールドに出す →手札調整カードや同胞の絆を使用
②手札誘発や魔弾魔法・罠で相手を妨害 →フィールドアドバンテージを取り続ける
③ボードアドバンテージを取り続ける →勝利

という展開なので、まずはモンスターをフィールドにいない状況を作り続けることができれば簡単に勝つことができます。

オススメな対策カード

そもそも召喚を許さない

神の宣告
神の警告
神の通告

基本的に【魔弾】デッキは展開力自体は乏しいため、通常召喚をつぶすだけで一気に優勢に立てます。

表側表示で居座らせない

・月の書
・皆既日蝕の書
 等

魔弾の魔法・罠カードの発動条件として、魔弾モンスターが表側表示でいる必要があるため、裏側表示にすることで、魔弾・罠カードを腐らせることが可能です。

召喚を許しても除去しましょう

・激流葬
・強制脱出装置
・ブラックホール
 等

ちなみにコントロール奪取しても、魔弾魔法・罠を無効化することが可能です。

効果を使わせない

・無限泡影
・スキルドレイン
・エフェクト・ヴェーラー
・禁じられた一滴
・禁じられた聖杯
 等

表側表示で存在していても、効果自体を無効化することで魔弾カードのサーチやドロー効果などは使用できなくなります。

スキルドレインは破壊されない限り、半永久的に無効化できるため特におすすめです。

弱点はいっぱい…

今回は魔弾デッキの弱点について解説しました。

一見、トリッキーな効果で相手を翻弄することができますが、効果自体は案外シンプルなものになっており、共通効果と展開方法さえ理解できていれば簡単に止めることができます。

あとは、Youtubeなどで魔弾デッキの動画を見てもらえれば勝つことができると思います。

ただ、筆者自身は魔弾を使っているので、より一層勝つことが厳しくなるだけなんですけどね…

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました